教育について

このページは差別がどの様に教育環境を影響しているかをまとめています。


奴隷制度が存在している時代では黒人の教育は禁じられていました。その後、奴隷制度が廃止され、黒人の教育が許されるようになりました。しかし、 白人と黒人とで学校が分けられていました。1954年にブラウン判決が採択され、白人と黒人の共学が実現しました。しかし、当時の黒人の生徒数は全体の0.1%ほどしかいませんでした。1994年にとられたデータによると 公立学校の黒人生徒は全体の17%となり、1954年以降改善に向かっていることがわかります。
(「アメリカ黒人とスポーツ」ー井上果笛より)



上のグラフは中等学校での科目及び人種によるアドバンスプレースメントとインターナショナルバカロレアの単位取得率を表したグラフです(アドバンスプレースメント(AP)とはアメリカなどで取れるカリキュラム・課程の事。インターナショナルバカロレア(IB)は世界的な教育課程。米国の多くの学校で取り入れている) 全ての教科において白人よりも黒人の方が単位取得率が低いことがわかります。U.S. Census Bureauによると、2019年に学士号を取得している25歳全体での割合では、白人は40.1%、黒人は26.1%であったと報告されています。この結果からもわかるように、黒人と白人の間では教育の格差があるとわかりました。
(出典:https://nces.ed.gov/programs/raceindicators/indicator_rce.aspより)